そんな疑問にお答えします。
初めてiherbなどの海外通販サイトから購入する際に、このような心配を持たれる方も多いと思います。
結論から申し上げますと、iherbでの購入にあたってはあまり気を張る必要はありません。
ただし、1.金額と2.重量に基準があることだけは認識しておきましょう。一定の基準を超えると関税を払わなくてはいけなくなってしまいます。
1.課税価格1万円(≒購入価格16,666円)を超えると関税がかかる
まず気にしておく必要がある点として、関税のことが挙げられます。
大原則として、海外から物を輸入する場合には関税が課せられるのですが、関税定率法にて、課税価格の合計額が1万円以下の物品の輸入については、その関税及び消費税が免税される旨が定められています。
聞きなれない課税価格という言葉が出てきましたが、難しいことはありません。単純に購入金額に0.6を乗じた金額です。
従って、購入金額が16,666円以下であれば課税価格が1万円以下となり、関税が免除されます。
実際には15,500円以下に収めておいた方が安全
しかしながら、16,666円ぎりぎりまでを1度に購入することはオススメできません。
なぜなら、為替レートの変動によりうっかり16,666円を超えて計算されてしまうことがあるからです。
iherbもこの点を考慮して、以下のような記載をWEBページに出しています。
注文金額が15,500円 を超えますと、配達時に、関税、その他の税、手数料などがかけられます。
法律上は16,666円までであれば免税となりますが、税金がかからないことを確実にするために15,500円以内に収めておくのが無難ということです。
ちなみに万が一税金がかかってしまった場合の課税額は、物によって異なり、0%~20%程度となります。
20万円以下の課税価格であれば簡易税率が適用されるのですが、簡易といってもとても複雑です。興味がありましたら税関のページをご覧ください。
2.食品は10kgを超えてはいけない
金額の他にもう一点気を付ける必要がある点は重さです。
食品の個人輸入は、個人利用目的であると見做される基準として10kgという基準を設けています。
この”食品”にはプロテインも含まれますので、プロテインばかりをまとめ買いするような場合には、うっかり10kgを超えないようご注意ください。
とは言ってもそうそう超えることはない基準ですので、あまり気にしなくても大丈夫です。
個人輸入と言っても基本的には国内通販と同じ感覚
以上、個人輸入をする際の注意点を2点挙げましたが、基本的には心配はいりません。
私は長年iherbを利用していますが、特段トラブルに遭遇したことはありませんし、通関で足止めをくらったこともありません。
その背景には、iherbが創業20年以上の老舗企業であり、日本のユーザーもたくさんいて、蓄積されたノウハウを持っているということがあるでしょう。